先日の大きな余震には恐怖を感じ、まだまだ地震は終わっていないと思いましたが、少し落ち着いたのでこれからの相場と銘柄を考えてみました。
信用取引は懲りたし、そういう能力がないこともハッキリわかったので、これからは現物で少し長めのスタンスで時々売買するしかない、という前提での考えです。
先日の「地震日記---超悲観論」で書いたように悪性のインフレが来ると思っているのでゴールド(1326)は押したら買いと思っています。まず少しだけ買いました。米国株の口座でも少しiShares Gold Trust(IAU)を買いました。本当は年金資金でも純金積み立てみたいに買っていきたいのですが。
今回の震災でハッキリしたことは原子力発電は危険だということ。そこでいきなり結論ですが、やはり太陽光を有効活用するのが一番いい。サマータイム制なんか太陽にこちらの生活を合わせるだけで大きな節電になる。LED関連もいいけど太陽光発電はもっと長くてスケールの大きなテーマになる気がする。
そこで推奨銘柄。
■積水樹脂(4212)840円 1000株単位 本社:大阪
都市環境関連事業の中に太陽電池を使った製品があるくらいだが、そもそも復興需要と幅広く関連してきそうな事業内容。利益も安定的に伸びているし、財務内容も素晴らしくいい。
ただこの会社がいい会社だというのは今に始まったことではなく、株価は800円前後で長いこと横バイで何故か上に抜けない。震災後877円までつけて今度こそ抜いたと思った人も多かったと思うのですが、また元のレンジ内に戻ってきてしまった。
大手ゼネコンなんかも同じだけど、阪神・淡路大震災でも復興需要関連は最初の2週間強烈に上がって、後は全然ダメだったという記憶があるので、今回もさっそくしぼんできている。
■昭和シェル(5002)866円 100株単位
誰もが知っている石油精製元売り大手でありながら、CIS太陽電池というシリコンを使わない太陽電池に注力。原油高と太陽電池の両方で楽しめる「1粒で2度おいしいグリコ」のような銘柄。
■オーナンバ(5816)756円 100株単位 本社:大阪
太陽光発電関連が売り上げの25%くらいあるよう。それをさらに拡大中。PVU(太陽電池パネルを繋ぐ電線・防水コネクタ・端子箱のセット)で2009年には国内シェア約5割らしい。世界でもシェア1−2割とのこと。
http://newsofsolarcell.blog.shinobi.jp/Entry/3237/
http://www.kankyo-business.jp/newproducts2010/201003_04.html
■エヌピーシー(6255)1633円 100株単位
太陽電池モジュールの製造装置で世界首位。文句ない太陽電池関連銘柄。
ただし3/31に今8月期の業績予想を赤字に下方修正して株価はストップ安も入れて2200円から1600円まで急落。4/8の引け後に上半期(2月期)は最終6億円の赤字になったと発表。ここをどう見るか。