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青雲寄稿 No.17

資産が10億円を超えたのは、十数年前だった。その時を期に私は、目先の増えた減ったに一喜一憂しないことを心に決めたlongtermというか、長期的な展望に基づく投資に大きく舵を切ったのだ。

 

少し資金が貯まると、グーグル(現・アルファベット)やアマゾン、フェイスブック、VISA、バークシャーハザウェイなどを少しずつ買い増した。米国株ではほかに、テスラ、エヌビディア、ベライゾン、ペイパル、セールスフォース・ドットコム、ネットフリックス、アプライドマテリアルなどを次々と買っていった。

 

アジアでは中国株のテンセント、アリババ、百度(バイドゥ)、AIA、招商銀行などに注力した。足元の日本株では、キーエンス、ホンダ、ソフトバンク、アドバンテスト、信越化学、ソニーなどに加え、「京都銘柄」の京セラ、日本電産、村田製作所、スクリーンなども積極的に買い増した。


考えてみれば、バブル経済真っ盛りのころ、この国のあまりの逆上振りに呆れ、広東語もわからぬまま、香港在住の仕手筋を頼って脱出することにした。香港人は英国や中国の軋轢の中、長くしぶとく生き抜いてきたので、騙し騙されながらも強靭な精神力を培ってきた。

 

ただ゛、四季のほとんどない国に住んでみると、豊饒な日本の田舎の風景が懐かしくなり、5年余りで帰国した。自分の事務所を持とうと考えたのはこの頃だった。以前から是川銀蔵というたぐい稀な老人に魅せられ、あとを追いかけ薫陶を受けたのが忘れられなかったのだ。それに法人でないと、エンジェル投資や私募形式の債券投資の場合は、個人ではどうしても見くびられるからだ。

 

今となっては、この時の法人化が様々な形で、節税にも寄与している。京都大学法学部を卒業して、住友銀行(現・三井住友銀行)に入行したが、是川翁の付き人兼運転手になり、家族にも心配や迷惑をかけた。そんなこんなで、現在の私がある。ただ、ここにきて自分の健康に少し自信が持てなくなってきた。社会に出てからの、一番大きな岐路に立ってるのは自分が一番よくわかってるつもりだ。

 

私の最後の蘇生への道標(みちしるべ)はどこにあるのか? 休みの日に庭に出て、ひとりで庭木の手入れをしたり雑草取りをしているとホッとする。戌年も課題がいっぱいなんだなw

 

| daily082 | 青雲 | 20:08 | comments(4) | - |
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お言葉に甘えて、こちらにUPさせて頂きました。

これはもしかしてスゴイ事なのではと思っています。原稿料なしで書いてくれるんだから(^^;)

是非、時系列で若い頃からの一代記を読ませて下さい。事実・イベントだけでなく、その裏にあった心境や迷いなどもお聞かせいただけるととても参考になります。

せっかくなのでタイトルもなにかもっと色気のあるものにしたいとも思います。

以前UPさせて頂いた、下記の記事などを読み返してみたら、UPした当時よりもっと心に響くものがありました。折りに触れて読み返していきたいと思います。

<青雲十訓>
<青雲十訓・其の弐>
<青雲人生訓〜中高年向け〜>
| daily082 | 2017/12/27 8:19 PM |
青雲さんの10億までの道のりは私も興味津々です。
種銭はいくらから?何年かかったの?専業だったの?レバレッジ投資だったの?退場させられるようなピンチはなかったの?などなど。単純な疑問で恐縮です。
| San | 2017/12/28 8:27 AM |
十年ほど前ですが、相場が荒れて、私が日々あたふたしていた時に、
青雲さんは、(経済界は?)護送船団方式で前進するよ。とお声を
かけて下さり、以来このお言葉がその後の相場観の基盤となり、なんとか
生き残ってこれたように思います。
| kokorin | 2017/12/29 8:33 AM |
皆様、ありがとうございます。続きは焦らずボチボチと書いていくつもりです。


          [青雲寄稿・No18]

いま若い人たちに一つだけ言えることは、「よその釜の飯を食え」ということだ。私の場合も実家が従業員50人ほどの零細企業を経営していたので、大学卒業後はすぐにあとを継ぐという選択肢もあったのだが、社長の父が断固として反対した。今ではあれでよかったのだと思っている。何もわからない若造が、肩書だけ「専務」とかになったとしても誰もついてこないし、その後はろくなことはなかったに違いない。 企業人として社会の荒波に揉まれてこそ、身に付くことも多かったのだから。

学生時代は大学の吉田寮というところに入ったが、学生運動の最盛期で、極左と共産党系の民青、それに機動隊があちこちで衝突していた。公安のスパイの吊し上げがあったのもこのころである。授業料値上げ反対に端を発した、所謂「全学バリケードストライキ」のため、講義はそのほとんどが休講だった。時間は持て余すほどあったのだ。一方、そのころ実家は不況の煽りで仕送りもしばしば滞りがちだった。

株式投資は高校3年のころから、受験勉強もせずに証券会社の営業所に入り浸っていた(唯一やっていたのは通信添削のZ会のみで、これはのちに教える立場に)。本格的に始めたのは大学1回生の20歳の時からだ。バイトや古本の仲買などで、爪に火をともすようにして貯めたタネ銭が57万円余りあった。はじめて買ったのは「東京電気化学工業」略称東電化だった。現在のTDKである。これが予想外に儲かった。

高校生の頃は、夏休みなど長期の休暇は、営業店の所長たちが外交の時は店番なども頼まれたものだ。来店客には茶を出し、大引けには短波放送を聞きながら、黒板にチョークで引け値を書いていった。「別子」(住友金属鉱山)とか「アーム」(日本製鋼所)といった独特の呼び名や、証券界独特の様々な「隠語」を覚えたのもこの頃だった。

この頃は、こんなに長くこの世界に「居候w」するとは、まったく思ってもいなかった。だから、証券会社に就職するという手もあったのだが、実家のことを考えると、金融や融資といった経済全般に精通できる銀行という職種は、棄てがたかったということだろう。
| 青雲 | 2017/12/29 12:27 PM |









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