母の所にあったビスクドール2体をこの週末に売ったのですが、買取業者の対応は様々でした。私に取って初めてでかつ多分2度とない経験だったので、一応ここに載せておきます。
ビスクドールは顔があまりにリアルで怖いぐらいの人形で、バブルの頃にとても人気だったのですが、その後は顔が怖いから(?)とあまり人気ではないような。
母が買ったのもバブルの頃ではないかと思うのですが、本人は数十年前に数十万で買ったという事くらいしか覚えていない。当時、鑑定書を見せてもらった記憶があるのですが、どこを探しても見つからなかった。
買い取ってくれるところは骨董品屋というのがあってるところと、単に買取業者と呼んだ方があってるところがあると思いました。
今時の業者は、大手であればLINE査定ができます。LINEができなくてもメールでの査定依頼ができます。どちらも写真を送るだけですが、LINEは対話型になっている。LINE査定でだいたいの値段を出した後に、出張査定・買取をやってるというのはどこも同じパターン。
さて実際の対応はどうだったかというのを書きます。
■買取福助:LINE査定で一番回答が早かったが、2体で1万円くらいとの事。
→実際に買い取りに来てもらったら、もっと値切るのではとなんとなく思った。
■八光堂:LINE査定では判断が難しいので、近くの店舗に持ってきてくれれば鑑定するとの事。
→見に来てはくれないんだな。
■本郷美術骨董館:LINE査定はないがwebで査定依頼ができる。
→ここは返事がなかった。
■日晃堂:
LINE査定ではよく分からなかったので見に来たいとの電話連絡り。出張してくれると言ったのはここだけだった。
詳しく書くと担当者が誰かも分かってしまうので書けませんが、いっぱい面白い話を聞かせてもらった。他になんでも鑑定しますと言うので、実家から持ってきたコイン、切手、ネックレスなどを見せた。記念貨幣セットなどは一番値が付きやすいと思ったが、意外にも500円硬貨は500円の価値しかなかった。例えば昭和62年のだったら数千円になるらしい。切手シートは、だいたいのは8掛けの値段にしかならないので大量でなければ自分で使ってしまった方がお得との事。着物は古い人のだと、今の人のと身長が違うのでナドナド、あっという間に判断していく。結局、うちが出したものではビスクドールしか値が付かなかったが、お見事という感じ。
ビスクドールは鑑定書ではなく、認定書というようで、それがあれば後数万円は高くなったそうですが、それでも買取福助より何倍もの値段が付いたので大満足。
決して押し買いすることなく「この値段で良ければ買います」というスタンス。更にクーリングオフ期間が8日間あり、買い取ってもらった後でも8日以内ならキャンセルができる。その一方で、逆に買い取ったものが偽物であった場合では、買取をキャンセルされてしまうという事にもなっている。
知らない事ばかりで、大変興味深い経験ができて楽しかった。
今度IPOする「buysell」の事も聞けば良かったが、全く忘れていた。同じ買取業者であっても雰囲気はまったく違う気がしました。
もう何もないけど、今度も何か売るなら日晃堂と思いました。